スタッフブログ

2016/01/14

カラ松学童机・椅子

 小中学校で長年使用されたカラ松学童机・椅子も大分ささくれ立ったり、傷、汚れ、金具の紛失等目立ち、譲り受けた保護者の方より、修理の依頼をお受けしました。
 カラ松は、柔らく温かみのある質感ですが、その分どうしても傷になりやすく又、角の部分がささくれになりやすいため、座面の先端部分が膝の裏側に当って痛かったとのご指摘も受けました。しかしムク材で頑丈な作りになっているので
傷やささくれはあっても、ぐらついたりする事は一切無くメンテナンスすればこれからも何年も使っていただけます。傷になっても、やはりカラ松の質感が良いとおっしゃる方は、そのまま補修、塗装を又傷になりにくい材質をご希望なら、タモ材の天板の在庫があります。座面の先端部分のみ楢材等の堅木にする事も出来ます。
 ご存知のとおり、組立式になっていますので在庫にあるパーツが合えばご利用頂く事も可能です。金具も少し在庫がありますので、1つからでもお分け致します。
 何でも使い捨てられてゆく昨今、当たり前の事ながら、物の大切さは命の大切さに通じているのではないでしょうか?
偉そうなことは言えませんが、確か、学童机・椅子を学校で一緒に組み立てるとき、現在94歳になる社長が、そんなお話をしたのではないでしょうか?
 作り手としては、例え一つでも大切に使って頂ければ嬉しい限りです。
 ご連絡頂ければ、合うものがあれば、在庫のパーツ等利用しお見積致します。
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